2020-06-26 雨蛙(あまがえる) 蛙そのものを見なくなった。子どものころ、初冬に畑を耕すと赤ガエルなどがいたものである。さて、雨蛙は他と蛙と違って枝や葉にのぼる。また繁殖期でもないのに雨が降りそうになるとなく。まだ生まれたばかりの雨蛙が、しっかりと蛙の形をして葉に乗っていたりするとかわいい。が、雨蛙には、皮膚から分泌されるものに毒があり、目に入ると炎症を起こすという。俳句、最近は投げやりなのを好むようになった。雨蛙めんどうくさき余生かな 永田耕衣