季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

相撲(すもう)

相撲は秋と限らないが、宮中において旧暦7月に相撲節会が行われたため秋の季語となったという。職業相撲が発達したのは室町時代。興行化されて、神社などで開催された。現代俳句では、相撲取りとか力士、関取、土俵などだけでは季語としないようだ。

各地に巡業でやってきて、私も小学生の頃に見に行った記憶がある。

横綱になっても引退して親方職をもたなければただの人である。私の会社で、むかし横綱だった人を、社長の友人ということで採用し、私と机を並べることとなった。さまざまな交流をもったが、懐事情は苦しかったようだ。

べつたりと人のなる木や宮角力 一茶