季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

芋の露(いものつゆ)

里芋の葉にたまった露が揺れる。2つになったり、2つが大きい1つの玉になったり。日に輝く芋の葉の露は見ていても飽きないものだ。

自然がひととき、宝石のような玉をつくる。そういえば、芋名月という季語もあった。

いくばくの余生や芋の露享けて 原俊子