季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

山笑う(やまわらう)

山の木々が芽吹くことを言う。我が家の方は一面の田所で、山なみが遠く、木の芽吹きまでは感じらない。冷たかった空気が変わってきた、その感じを知るくらいだった。山笑うは、近くに山のある景色だろう。

山が近くにある人たちの暮らしが読まれるといい。

帰郷する杜氏を見送り山笑ふ 伊東宏晃