季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

蛙の目借り時(かわずのめかりどき)

蛙が鳴くころの、すぐ眠くなる時期のこと。蛙に目を借りられるからとも、蛙が雌を求める「妻狩(めか)り」から転じたものとも言われている。

私は乗り物に乗ると眠くなる。バスで、もう少しで我が家の停留所だというあたりが一番眠い。そう、学校も眠かった。

黒板にチヨークの音や目借時 福川悠子