季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

蜃気楼(しんきろう)

密度の異なる大気のなかで光が屈折して地上や水上でものが浮き上がって見えたり逆さまに見えたりする現象。光は通常直進するが、密度の異なる空気があるとより密度の高い冷たい空気のほうに進む性質がある。蜃(大ハマグリ)が気を吐いて楼閣を描くと考えられたせいだという。

 晩春の季語である。最近は広いところに行かないので、なかなか見ることができない。

しばらくは恋めくこころ蜃気楼 岡本眸