季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

蕨狩り(わらびがり)

野山に蕨の芽が出るようになると、散歩がてら蕨狩りをする人が多くなる。採った蕨の芽は食用にする。農家の副収入になることもある。 わが採りし一握蕨わがゆがく 兼巻旦流子

雲雀笛(ひばりぶえ)

雲雀の鳴き声に似せて吹く笛。雲雀を捕まえるために使うこともあるが、子どもの遊びとして使う玩具の場合もある。ハイドンだったか、小学生の頃、音楽部で吹くこともあった。 雲上の管絃講かひばり笛 良重

山笑う(やまわらう)

山の木々が芽吹くことを言う。我が家の方は一面の田所で、山なみが遠く、木の芽吹きまでは感じらない。冷たかった空気が変わってきた、その感じを知るくらいだった。山笑うは、近くに山のある景色だろう。 山が近くにある人たちの暮らしが読まれるといい。 …