季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2020-01-20から1日間の記事一覧

鍋焼き(なべやき)

鍋焼きといえば饂飩だろう。冬はなべ物が全般的に有難い。なかでも、汁がしみ込んで色のついた饂飩をすすりながら酒をのむ。半熟の卵を大事そうに残しておいたり。じゅうぶんに汁を吸った油揚げでやけどをしたり。ぶくぶくと煮立ったまま膳まで運ばれると、…