季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2020-01-28から1日間の記事一覧

干柿(ほしがき)

11月ごろだったか、裏庭の渋柿をとって、家族そろって干し柿作りをする。縁側で皮をむき、納屋の軒先に吊るす。夕日が移ったような、華やかな色に染まる。冬になると甘みの増した干し柿をコタツで食べる。兄弟姉妹、父や母、一家団欒の思い出である。渋柿を…