季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2020-04-29から1日間の記事一覧

代掻き(しろかき)

機械化されるまでの代掻きは重労働だった。どこの農家にも牛がいるわけではなくて、牛のいない農家はそれこそ牛のようにはいずりまわって田んぼを平らにする。獣のような労働が、しかし豊作を思いながらだと嬉しかったりする。暮れ泥む(くれなずむ)頃、田…