季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2020-07-01から1日間の記事一覧

空蝉(うつせみ)

早くも7月。まだ早いかも知れないが空蝉を取り上げる。空蝉は蝉のぬけ殻のこと。もともと「現し身」「現せ身」で、生身の人間をさしたが、のちに、「空せ身」空しいこの身、魂のぬけ殻という反対の意味に転じた。これが、「空蝉」。蝉のぬけ殻のイメージと重…