季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2020-07-02から1日間の記事一覧

茗荷の子(みょうがのこ)

茗荷を食べると物忘れになる、という言い伝えがある。仏教説話からで、自分の名前も忘れてしまう弟子がいた。そこで自分の名前を書いて背負って歩いた。弟子たちに物笑いにされたが、釈迦の教えに忠実で、悟りの域に達したという。死後、その弟子の墓に名の…