季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

2020-11-13から1日間の記事一覧

枯野(かれの)

本格的な冬に向かうひと時、気がつくと野の雑草が一面に枯れている。その先に遠く灯りが見えるという句。なんだか人生そのものをうたっているようである。 近くにも灯りはある。しかし、それに心惹かれることはない。あの、遠くに見える灯りこそが自分の求め…