季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

初夢(はつゆめ)

新年ともなればすべてのことが初めてということになる。初めを意識して行う書初めなどもあるが、とくに意識しないで経験することもある。夢などその最たるものだろう。それだけに、一年を占うものかも知れない。どうしてこんな夢をみちゃったんだろう、といぶかしむような夢もある。
初夢や金も拾はず死にもせず 漱石