季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

水仙(すいせん)

庭の水仙は肥料の関係か花が少なく葉だけがやたらに多い。それでもこの時期を忘れず数輪が咲く。それを切り花にして飾る。そんなに目立つ花ではなく、鏡の隅に映るくらいの佇まい。楚々としている。
似てはいないが彼岸花科に属するという。よく話題になるのがニラと間違って食べて医者に運ばれる。そんな新聞記事を年に数回見かける。ご丁寧にも、ギョウザに入れたという記事もあった。
誰が活けし水仙なるや無人駅 泉田秋硯