季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

瓢(ひさご)

ひさごという呑み屋が多い。考えてみれば瓢箪のことだった。瓢箪の中身を腐らせて、酒を入れたことからそうした名前を付けたのだろう。

さすがに現在は入れ物として使うことはなくなった。土産物屋で観賞用に作ったものを売っている。

それにしても、形が面白い。2つに膨らんだ池など、瓢箪池と呼んだ。

おもしろう生きるは未だ青ふくべ 手塚美佐