季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

凍瀧(いてだき)

凍瀧と同じような季語で冬の瀧というのもある。

高校生の頃か、冬に袋田の滝を見たことがあって、みごとに凍り付いていた。

いまはダムになってしまったが、竜神峡の沢歩きもした。冬は氷の上を歩く。今よりもずっと寒かったのだろう、立派に凍っていた。亀が淵を見て帰途についたものだ。懐かしい思い出である。

凍瀧の上やひとすじ水流れ 鈴木潮