季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

榾(ほだ)

子どもの頃、日常生活に火は欠かせないものだった。ご飯炊き、コタツ、いろり。薪割りなどもしたがそんな手をかけた燃料ではなく、拾ってきたものなど。子どもの頃、榾は比較的細い枝のことを言っていたが、大きなものでも榾というらしい。

榾、薪、焚き木など、いろいろに使い分けていたのだろうが、今では榾という言葉も使わなくなった。

おとろへや榾折りかねる膝頭 小林一茶