季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

初氷(はつごおり)

毎年、いつが初氷だろうと考えてしまう。ぼんやりと生きている証拠だろう。

そこにいくと、子どもの方がしっかりしている。初めての氷を見つけて、小物を入れる箱にしまおうとしている。また、それを見ている小林一茶の目がやさしい。

をさな子や文庫に仕舞ふはつ氷 小林一茶