季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

木の芽吹く(このめふく)

この時期の雨を「木の芽起こし」という。一雨ごとに暖かくなり、窓から見える巨木の影がシャープでなくぼんやりと見える。芽吹いているのだろう。
俳句の妙ともいえるのだが、いい俳句は季語を寿ぐのだそうだ。
ガスの炎のひとつがつまり木々芽吹く 岡本眸