季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

花菖蒲(はなしょうぶ)

「いずれ あやめかかきつばた」というが、実は菖蒲と花菖蒲の違いもあやめ、かきつばたの違いも分からない。花菖蒲は、5月の節句に菖蒲湯などにした菖蒲とは違って、かおりもないし菖蒲湯にも使えないということなので、さらに混乱してくる。ショウブも菖蒲と書くがアヤメも菖蒲、もしくは文目と書く。ありゃりゃ、分かりやすく書こうと思いながら、書いていてもなんのことやら、と思えてくる。
で、どれなのか分からないが、我が家の庭にもこの頃、咲く。子どもが小さかったころ、庭にビオトープを作った。その水たまりに植えたものが、毎年花をつける。
雨ありしあとの日傘や菖蒲園 鈴木花蓑