季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

冬初め(ふゆはじめ)

秋というのはひとっとびで過ぎていく。気が付いてみたら冬が始まっている。しかし、厳しい冬を前にして穏やかな日がしばらく続く。この暖かさは、そんなにいつまでも続かないことを思うと貴重だ。

生きるのが大好き冬のはじめが春に似て 池田澄子