季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

梅見(うめみ)

桜の季節は暖かいが、梅見の頃はまだ寒い。それでも梅見と言って散歩したがるのは、やはり暖かさの片鱗なりとも味わいたいからである。

子どもの頃も、梅見で盛り上がることはなかったように思う。

梅見婆はしよれる裾の派手模様 星野立子