季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

焼芋(やきいも)

第何次になるのか分からないが、焼き芋のブームなのだという。私も買うことが多くなった。菓子類の甘さでなく、自然の甘さが安心感を誘う。そして、品種改良が進んで、昔には考えられない甘さがある。
ホッカイロなどもなかったから、カイロの役割も果たした。
昔は壺のなかで焼いたものだが、最近は焼き芋のための壺は見かけない。
ふところの焼芋のあたたかさである 尾崎放哉