まだ瓜とつく植物があった。日頃食することのない烏瓜。苦みがあってカラスくらいしか食べないということから「カラス瓜」と名付けられたとか。また、食べない瓜だから「枯らす瓜」とつけられたなどの説もある。
「烏瓜の花」は夏の季語、「烏瓜」は秋の季語。色づいた烏瓜の実が我が家の近くの生垣にぶら下がっていると、勤めを終えての帰宅途中、夕日に映えて美しい。
根や実が漢方薬になるというが、試したことはない。
赤く実らないうちの烏瓜を料理に使うという話も聞くが、これも試したことはない。
烏瓜あかねの雲の落し子か 鷹羽狩行