季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

桃の花(もものはな)

今の季節、七十二侯では「桃始めて笑う」。笑うは「さく」とも読む。昔は花の咲くことを「笑う」といった。山笑う、とか。
庭に桃の木があるが一度も実のなったことがない。木自体が甘いのだろう、虫のつきやすい樹木である。
桃咲いて三歳の子の小弁当 林翔