季語 日めくりエッセイ

木ノ内博道 俳句の季語に触発された日々の想い

ピラカンサ(ぴらかんさ)

語感が面白い。子どもの頃、庭に赤い実がなっていたのは知っていたが、名前を知らなかった。

娘が小学生の頃だろうか。庭に小鳥が来るのを喜んでいた。鳥の名前もよく知っていた。小鳥のエサになるようなものを庭に置いたりもした。それで庭にピラカンサを植えてくれとお願いされた。しかし、庭のピラカンサが赤い実をつけたのを見たことがない。考えてみると赤い実をつける種類ではなく黄色かも知れない。まだ青いので楽しみにみている。

ピラサンカ、最近は盆栽としても人気のようだ。想像だが、赤い実は、白い雪に似合うのではないか。

明け方に引けし子の熱ピラカンサ 上野一孝